不動産業者の売買代金を持ち逃げによる巨額詐欺事件の土地
地図作成に携わる中で、不動産業者が売買代金を持ち逃げしたことによる巨額詐欺事件の舞台となった土地に遭遇しました。 被害者となった(売主)と(買主)のエピソードです。 何の因果かこの土地に引き寄せられたのかわかりませんが、私がこの土地の担当になりました。 両被害者は、何十年もこの事件を引きずり、事件後、土地の境界線を決めようとしていませんでした。 当該土地には、土地のほぼ中央を縦断する形で、里道水路の形状が、地図に描かれていました。 現況で機能していない里道水路の払い下げなどの処理に関しては、お互いの協力がなければ、不可能です。 結果、リスクの高い不動産となり、市場に流通することは極めて困難な状況でした。 買主は、購入した土地の中にある里道水路の処理が適切に施されないまま放置され、 売主も、売買代金は保証協会の補償額しか入りませんでした。 一度は、和解するため里道水路の処理をもちかけましたが、納得してもらえず物別れとなっていました。 そんなとき、地図作成の処理地となり、私が担当することになりました。
ご希望の物件を見つけるまでも、見つけてからも気持ちよく過ごしてもらえるよう考えています。
土地家屋調査士として宅地建物取引士としてできることを最大限しています。